■ 空調に頼らない家の工夫

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

模型のパーツづくりというのは、プラモデルのパーツを作っている感じです。 新規の提案には必ず模型を持っていきます。 というのも、やはり空間よく理解していただきたいから。

この新築物件、キーワードは「風の流れをつくること」 できるだけ自然の力を生かし、空調に頼らない家にしようと、 空間構成しています。

通常の動線やファミリースペースとプライベートスペースなどの空間構成に加えて 平面的に、断面的に考えました。

2011年5月に竣工した「11坪の居心地HOME」でも、風の流れを意識して空間構成しましたので、 今日はこちらをご紹介しようと思います。

まずは、「平面的に風の流れをつくる」

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

こちらは、キッチン。 吊り戸棚の上に通風窓を設けました。

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

キッチンの裏には洗面があります。

東から入った風は、キッチン~洗面を通り、西側の窓から抜けていきます。 このように平面的に、風の流れが壁で遮られないように、こうした通風窓を設けています。

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

そして、「断面的に風の流れをつくる」

家全体の熱気を逃がすのに、高低差を利用しています。 高低差があればあるほど、圧力に差が生じ、家の中に風が生まれます。 1階から入った冷たい空気は、吹き抜けを通じ、2階へ。

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

そして、2階、壁の上部に設けられたガラリは小屋裏収納へ通じています。

京都女性建築士 池田デザイン室 空調に頼らない工夫

小屋裏からは、窓あるいは換気扇を通して、熱気を排気しています。

こうして、家の中を風が通っていく感覚は写真では見えない「居心地のよさ」ですね。

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