CONCEPT

造作家具

インテリアコーディネートでご提案したリビングボード 小さなワークスペースとTVが収納できる家具です。

暮らしの中にはさまざまな家具があります。池田デザイン室では、家具デザインにも力を入れています。家具がいかにすっきりしているかで、視覚的にもすっきりして見えます。

使う場所の近くに収納をと考えると、やはり、収納するものが暮らしに密接に関係しています。

皆さんこんな経験はしたことはないでしょうか?

引き出しがもう少し深かったらいいのに。この部分が開き戸だったらいいのに。奥行きがもうちょっとあったら、いいのに。

オーダーメイドなら、デザインも寸法も思い通りにできます。

そして、そのデザイン。家具ひとつひとつも住まいを構成する要素です。オリジナルの造作家具をつくることで、住まいのインテリアデザインを統一することができます。

昔は、たんすが服用の収納でしたが、いまや、部屋に造り付けのクローゼットがあれば、たんすは不要な時代になってきているといえます。現に、インテリアのお仕事で「嫁入り道具の箪笥や食器棚が捨てられない」とおっしゃる方はとても多いなと感じます。

インテリアコーディネートで提案した玄関収納。
沢山の靴が収納できます。 家族を迎える部屋として、飾るコーナーを設けました。

置き家具と造作家具の違いは「移動できるか」 置き家具は、移動できるので、家具のレイアウトを変えることができます。家具の配置を変えることで、ライフスタイルの変化に対応したり、変化するインテリアを楽しんだりできます。

しかし置き家具は壁にぴったりつけても、絶対に隙間ができます。この隙間には、埃がたまったり、モノが落ちたりします。また隙間があることで、すっきりは見えません。たかが隙間ですが、この隙間が沢山あればあるほど、目に入るモノはごちゃごちゃして見えてきます。

置き家具と造作家具のそれぞれのメリット、デメリットを考え、新築やリフォームの場合、基本は造作家具(建築化家具)、家具を楽しむ要素は置き家具というように、ご提案しています。

ごちゃごちゃしたインテリアを何とかしたいというご依頼の方は、不ぞろいな小さな家具をいくつも置いておられることが多いので、すっきりと家具の数は減らし、収納力は保つような、家具のご提案をしています。