CONCEPT
小さな居場所をいくつもつくる
インテリアコーディネートさせていただいたT様邸。 窓辺のテーブルはとっても居心地がよい。 はじめてこの部屋を訪れた時に、ココにテーブルがあったら、居心地良さそうだなぁと感じたのでした。
「小さな居場所をたくさんつくること」
これは、新築でもインテリアコーディネートでもリノベーションでも、いつも意識していることです。
居心地のいいところがいくつもあることで、その空間に居ることは、心の安心にもつながると思います。
「いろんな居場所をつくる」ことは、 その住まいの大きい小さいに関係なくできると思います。 小さい家ならなおさら、居場所をたくさん作ることで、いろいろな表情を持つことができます。
小さな居場所の事例をご紹介します。
事例1 「庭をのぞむ一枚板のカウンター」
「庭を愉しむ家」の窓辺にしつらえた一枚板のカウンター。
この一枚板がもともと施主様がお持ちだったものを活かしたものです。
家を新築すると決められた時に、思わず買ってしまった一枚板、どこに使うべきかいろいろ悩みましたが、素晴らしい庭を臨むカウンターにしつらえました。
メインのダイニングと違って、ちょっとプライベート感があり、子供たちを送り出した後の奥様のゆっくり朝食に、ほっこりとしたいときのカフェコーナーに、暮らしのいろいろなシュチュエーションに活躍しているそうです。
事例2 「廊下だって居場所になる」
「11坪の居心地HOME」の2階部分。
廊下なのですが、大きな窓を設けた階段室の吹抜けに面していて、とても明るい空間です。
廊下は、家族の共有の畳スペースに面していて、ごろっと横になって本を読んだり、洗濯モノをたたんだり、小上がりに腰を掛けて、縁側のような要素も持っています。
事例3 「階段下のデスクコーナー 」
こちらは、「11坪の居心地HOME」階段下を利用したワークスペース。
ダイニング横にワークスペースがあると、ちょっとしたもの書きや、書類管理などに便利です。
狭小のお住まいなので、階段下も居室に取り入れることで、広く感じる空間になっています。
事例4 「奥まった書斎コーナーはこじんまりと落ち着く空間に」
こちらは「回遊性のある家」の奥まった書斎コーナー。
PCデスク、ピアノ、趣味のプラモデルを飾る棚になっています。
小さな窓しかない部屋ですが、奥まって静かな位置にある分、とっても落ち着く場所で、奥様がピアノを弾いたり、ご主人がプラモデルをつくったり、集中できるとのこと。
間取りで見ていた時にはそこまで意識されなかったようですが、この場所が予想外にお気に入りの場所になったそうです。
事例5 「窓辺の一人掛けソファ」
「庭を愉しむ家」の掃出し窓部分に置いた一人掛けソファ。
居心地のいい窓辺でほっと一息つけるコーナーです。
「小さな居場所をいくつもつくること」でさらに居心地のいい住まいを提案しています。
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家族が一緒に暮らす家。
自然と、親子・夫婦のコミュニケーションがとれるような、家族が仲良くなれる家を提案しています。