CONCEPT

部屋をつなげる

部屋のつながり

住まいにはいろいろな部屋があります。玄関、お風呂、洗面室、トイレ、リビング、ダイニング、階段、和室、寝室、子供部屋など、いくつもの部屋をどうつないでいくかが住まいの計画の中でとても重要だと考えています。

独立した部屋にしたいのか、つなげたいのか、あるいは、やんわりとつなげたいのか、はたまた、つなげたり分けたりさせたいのか・・・。

各部屋のお互いの関係で住まいのかたちは大きく変わります。

写真は毎度おなじみの我が家のLD。つながりは持ちながらも、やんわりと分けることで、それぞれの空間の質が違っても、気配は感じられる空間です。

つなげる空間

つなげる空間部屋と部屋をつなげる空間で一番分かりやすいものは廊下です。

こちらは、2階廊下にあがってきたところ。廊下は吹き抜けに面していて、その手摺代わりにカウンタータイプの本棚を設けました。

単に、部屋と部屋を結びつける機能だけでなく、部屋の延長にすることで、空間に広がりを感じることができたり、図書コーナーやギャラリーコーナーやワークスペースや、サブリビングなどなどちょっとしたコーナーを設けることで、廊下に部屋の機能を持たせたりすることで、家がさらに表情豊かになっていきます。

引き戸

部屋をつなげたり、分離したりしたい場合には、引き戸をよく使います。

引き戸を開けておくことで、空間がつながり、風がとおり、広々とします。

空間をずらしたり、広げたり、分離したり・・・
空間をどうつなげていくかで、家の表情は実に何通りにも変化し、暮らしが楽しくなっていくんじゃないかなと思います。